活動日記

【視察】新潟市 港湾行政

2008年11月4日視察・出張

■視察先:新潟県新潟市
■視察項目:港湾行政について
■視察日時:2008年10月28日 13:00~15:00
■ねらい
港湾振興、ポートセールスおよび利用活性化、国外貿易等の物流についてお話をお聞きする。
■視察の状況
新潟市議会において、まず、市議会事務局調査課米山氏より、新潟市・市議会の概要についてご説明いただいた。
その後、港湾空港課課長補佐佐藤氏に用意していただいた資料に基づき、ご説明いただいた。
質疑応答の後、朱鷺メッセ展望台より、新潟港を望んで見る手配をしていただいた。
■■新潟市の現状
■政令市に
新潟県人口240万人のうち、80万人都市になった。合併を経る前は50万人だったので、都市機能としては50万人の規模で作られている。
市域の4分の3が農地。一般的な政令市と違って「田園型政令市」を目指して、食料自給率を高めようとしている。
■■港湾行政の概要
千年の歴史を持つ港町。平安時代は「蒲原の津」から始まり、江戸末期の開港5港の1つとして指定された。
現在は、特定重要港湾、中核国際港湾の指定がされている。西港区と東港区と2つの港区が定められており、港湾管理者は新潟県が行っている。
・西港区:佐渡汽船・北海道航路。国内物流。漁港区もあり、県内随一の水産基地。「朱鷺メッセ」と呼ばれるコンベンションセンターもある。信濃川の河口にある西港区は、毎年浚渫している。
・東港区:聖籠町にまたがる掘り込み式の工業港。日本海側唯一の国際会場コンテナターミナル。火力発電所、工業団地、エネルギー基地。
◆取扱貨物料(H18)
外国貿易・輸出貨物1472トン(中古車50%、古紙・廃プラ10%、その他)
外国貿易・輸入貨物12915トン(LNG(液化天然ガス・火力発電用)50%、木材チップ(製紙会社用)15%、その他)
プサン航路が46%、中国航路が42%、東南アジア航路11%。
内国貿易・移出貨物7154トン
内国貿易・移入貨物9967トン
合計32508トン
旅客は佐渡航路と北海道航路がほとんどで、82万人前後。
◆港湾振興の取り組み
・政令市新潟の拠点化と雇用創出を目指す(空港も)。
・東アジア、特にロシア・中国への交流の拡大。
・定期航路の獲得
→週1便では輸出する側にとってのメリットが薄いため、毎日便がある京浜を使われてしまう。
・外国貿易の物流
→RORO船の活用。中古車を運ぶRORO船にコンテナを積み、農産物の輸出拡大を目指す。チューリップや梨などは、航空便を使っているが、これを船便に変更していただいたり、シベリアランドブリッジ(旧シベリア鉄道)を活用して、貿易振興をはかれないか、検討している。
■ポートセールスおよび利用活性化
県の港湾振興課が独自にやっているが、市も社団法人新潟港振興協会の会長を市長が兼務し、がんばっている。。
たとえば、日本海横断フェリー就航への取り組みがあげられる。三角航路(韓国・束草港→新潟港→ロシア・トロイツァ港(背後に中国がある))を作りたいとのこと。
■その他の利用活性化
・「みなとまち」のイメージづくり(古い港なのに、歴史的なイメージがない)
・港と市民のかかわり、にぎわいづくり(市民との接点がない)
・みなとオアシス新潟(国指定)
・コンテナ貨物のインバランスの解消:輸入多、輸出少
・沖待の解消。コンテナヤードが満杯で、陸揚げできない。コンテナバースの整備、ヤードの拡張。
■所感
港湾法に基づく港湾管理者としての権限は県にあるということで、市としての基本姿勢は「お願い」ベースになっているため、自立した港湾行政という観点からは、あまり得るものはなかった。

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