活動日記

呉・江田島に行ってきました

2011年8月25日視察・出張

以前から、旧軍港市としてお付き合いの深い呉市と、江田島市に行ってきました。

横須賀市としては、旧軍の資産などについても、シティーセールスの都市資源として前向きにとらえていこうと考えています。市内に立地する海上自衛隊の第二術科学校や陸上自衛隊通信学校にも大変貴重な資料が保存されていますし、何よりも記念艦三笠の中にある展示物や三笠保存会の皆さんの知識やホスピタリティも、たいへん価値の高いものがあります。

これらの資源を活かすためにも、他都市でどのような取り組みを行っているか、ぜひとも見る必要があると考えまして、「大和ミュージアム」、「海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)」、「旧海軍江田島兵学校教育参考館」などの施設を見学してきました。

また同時に呉市の小村和年市長や江田島市の田中達美市長と懇談し、基地を抱える基礎自治体としての課題や展望について意見を交わしてきました。また、泉三省呉地方総監や鍜治雅和第一術科学校長、坂田竜三幹部候補生学校長とも面会する機会をいただきました。

「大和ミュージアム」の昨年度の入込客数は、約81万8125人。通常の博物館では、すこし考えられないような集客力です。 「大和」を巡る史実だけでなく、日本の近代化の歴史を呉の発展と重ねながら学ぶことができる展示になっていました。
総工費が約65億円(建設40億円、展示20億円、外構5億円)、うち市負担額が約29億円。 また年間のランニングコストは約3億5千万円で、収入は約3億5千万円。
企画などを担当する学芸部門とは別に、施設の管理運営には民間の会社が行っていました(指定管理者制度)。
写真は大和の10分の1の模型。制作委託費は、なんと2億円1千万円(!)かかったそうです。

お隣の「てつのくじら館」では、機雷処理などについて、海上自衛隊の仕事をわかりやすく説明して頂きました。潜水艦の中にも一部入ることができて、潜水艦の任務や艦内での生活について、非常に良く知ることができました。
こちらはは建設(3年間:約24億円)と運営(7年間:約6億3千万円)合わせて約30億3千万円(PFI事業)の事業費で、 入場料無料と言うことで、お客さんの数にかかわらず運営コストがかかってしまいますが、自衛官OBの皆さんを中心としたボランティアの方々が、丁寧に質問に応えてくれるなど、呉ならではの取り組みもありました。


写真の潜水艦の陸揚げに約1億円、200m足らずの移送に約1億円、それぞれかかったそうです。道路を走らせる際には、信号機なども撤去し再設したとのことです!


旧海軍江田島兵学校教育参考館では、膨大な展示資料とあわせて東郷平八郎元帥の遺髪や兵学校出身の戦死者を列記した銘版など、戦争犠牲者の鎮魂を想わずにはいられませんでした。
特に特攻隊員の遺書の展示には、思わず落涙。それが実物であればこそ、胸を突くものがありました。

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