活動日記

上下水道局出資の新会社設立の断念について

2012年6月27日速報

昨日の本会議最終日に、タイトルの件を報告いたしました。このブログでも、同様の報告をしたいと思います。

今年3月の第1回市議会定例会で、(仮称)株式会社よこすかウォーターサービスに対する出資金の予算議決をいただき、設立に向けて取り組んできました。当初は、市が公募で選んだ団体と共同出資し設立した会社に随意契約で仕事を発注し、10年間会社を運営する計画でした。しかし設立に向けた取り組みの過程で上下水道局と新会社の契約方法に関する懸念が生じ、改めて法律的な検討を行った結果、新会社設立は困難と判断しました。

断念するに至った具体的な理由が大事です。

当初、上下水道局では、局と公募型プロポーザルにより選考された民間事業者が設立する新会社は、十分な資力・信用・技術・経験等を有するとともに、「お客さまサービスのさらなる向上」や「上下水道局の財政基盤の強化」といった目的を達成するための高い能力を有することから、新会社に随意契約することが最も合理的であると考え、随意契約による業務委託は地方自治法の趣旨に適合すると判断していました。

しかし、この考え方について、改めて弁護士に伺ったところ、次のような見解が示されました。

(1) 随意契約理由の合理性について

上下水道局が行う新会社への随意契約は理由に合理性がない。

ア 今回の公募型プロポーザルによる選考は共同事業体を選考するものであり、随意契約とは関係がない。

イ 新会社には、資力・信用・技術・経験等がなく、唯一の契約相手として認められない。

ウ 新会社の業務は、民間事業者が実施できるものであり、特殊性が認められない。

エ 地方自治法では、特殊な場合を除き、競争入札が基本である。

(2) 事業実施期間について

10年間の事業実施期間は長すぎる。これは他者を排除することにつながる。

 

このような見解を受けて、上下水道局が行う新会社への契約における課題を解消すべく、選考基準等の見直しを検討しましたが、見直しすると、当初予定した事業目的を達成することができないとの結論に至り、新会社の設立を断念しました。

会社設立に向けて期待や応援の声もあった中で、このような事態になってしまったことは誠に申し訳なく、何らかの形で責任を取りたいと思っています。

 

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