活動日記

■さあ、第2章をはじめよう■

2013年6月22日全般

 

市長に就任してから、4年が経ちました。

これまでの間、「次の世代の負担を考えないひとりよがりのハコモノ中心主義」である官僚政治・ハコモノ政策から脱却し、市民目線の政治・血の通った政策を行うべく、取り組みを進めてきました。
それが4年前に掲げた「脱・官僚」の旗印のもとすすめてきた「チェンジ」の姿でした。

(積み残された課題)

まずは何よりも、硬直化した財政状況。その象徴でもある借金の総額は3132億円。これを改善してきました。乾いたゾウキンをしぼるような努力を重ね、文房具一つ大事にする取り組みを続け、様々なムダづかいを廃してきました。その額、25.9億円。結果として借金も約130億円減らすことが出来ました。

ただ4年前には、それ以外にも「まったなし」の課題がいくつも存在していました。
特別養護老人ホームの待機者は2140人もいる。保育園の待機児童は48名。
横須賀で出産をしたくても、常勤の産科医師が9人しかいないので、お産難民になるしかない。
横須賀市直営で運営してきた市民病院の1年間の赤字が、8億円にものぼる。
虐待を受けて親と離れて暮らさなければ行けない子どもたちの施設が1つしかない。大部屋でプライバシーも守れない。
自殺で亡くなる方が107名もいる。
重度の障がいのあるお子さんが学校を出たあと入所する施設が無い。

(解決してきた課題)

こういった課題を解決するために、痛みを感じることが出来る、あるいはかゆいところに手が届く、血の通った政策を進めてきました。

特別養護老人ホームを3施設(大田和・長浦・衣笠)にオープンして、250人以上待機者が減りました。保育園の定員は、210人以上増やしたことにより、待機児童を34人まで減らすことが出来ました。
産科医師確保のための助成制度を立ち上げ、今では22人もの産科医師の皆さんが働いてくれるようになりました。
市民病院は、民間に経営をお願いし改革を続けたところ、赤字額が1年間で2400万円にまで圧縮できました。
親と暮らすことが出来ない子どものための施設を新しくオープンし、既存の施設もリニューアルして個室化しました。
自殺防止のためのキャンペーンやハイリスク者の方へのアプローチを続け、自殺で亡くなる方は80名にまで減ってきました。
そして、重度の障がいのあるお子さんの入所施設を、湘南国際村に建設中です。

このような取り組みは、あくまで官僚政治・ハコモノ政策の結果取り残されてきた課題の解決のために行ってきたことです。
私としては、この4年間という時間をいただき、大きなやりがいを感じながら仕事をしてきました。
もちろん、私の至らなさから失敗したこともありました。勇み足に過ぎる踏み込みもありました。そのようなときも、多くの皆さんに支えて頂き、私自身も反省を繰り返し、これまでの4年間の歩みを続けてきました。
(第2章のストーリー) 

そして今、横須賀の一番の課題は、人口減少です。
毎年4000人以上の方々がお亡くなりになり、産まれてくる赤ちゃんは3000人前後で推移しています。全国的にも人口減少社会に突入したと言われていますが、横須賀市ではこの4年間で人口が7448人減りました。このことを批判されることもあるわけですが、その前の4年間では人口が8401人減っています。人口の減少のスピードが鈍化し、かつ「社会減」と呼ばれる転入と転出の差し引きの数字は、前の4年間で6154人も減ったにもかかわらず、この4年間では、2513人の減にとどまりました。この兆候を、ぜひプラスに転じていきたいと思っています。

そのために今、この横須賀のまちに骨太のビジョンが必要です。
私の掲げるビジョンとは「選ばれるまち、横須賀」
このビジョンの有無が、まさに横須賀の将来の姿を決めると言っても過言ではありません。数ある政策を単に耳に聞こえのいい話で終わらせるのではなく、ビジョンに基づいたまちづくりを進める上で必要な政策かどうかで、議論をしていきたいと思います。

その上で今、若い世代から横須賀が「選ばれるまち」にならなければいけません。
若い世代が今よりももっと増えたときのことを想像してみてください。公園や里山には子どもたちの元気な声が響き渡り、町内や学校の行事で力仕事は若いお父さんが張り切って行い、商店街には若い女性のお客さんが戻ってきておしゃべりをしながら買い物をしてくれる。
そんな若い世代から選ばれることで、横須賀市がきっともっと元気になります。

そして今、必要なこと。それは働く場所です。子育ての環境も整えていきます。学力の向上も課題です。豊かな自然環境の中での良好な住まいも大切です。また老後や病気になったとしても、あるいは障がいがあったとしても、セーフティネットが用意されている必要があります。もちろん防犯防災のとりくみも進めます。あらゆる施策を総動員させて、若い世代の人口を増やしていきたいのです。
それが、これから始まる新しい横須賀ストーリーの第2章です。

(さあ、第2章を始めよう)

最後に。
これからの横須賀の未来を、ときに時間をかけながら、ときにスピード感をもって変えていくためには、横須賀の街が向かうべき大きな方向性=ビジョンを共有したうえで、そのために必要なことを市役所の職員も市民も企業も、みんなで考えていくことが大切です。何より大切なのは「選ばれるまち、横須賀」というビジョンと、「この横須賀をどうしたいのか」という情熱です。
それでは、皆さん。さあ、第2章を始めましょう!

satoyama

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