活動日記

■「地域の架け橋横須賀ステーション」を立ち上げました■

2014年11月26日子どもが主役になれるまち

児童養護施設で生活する、親と一緒に暮らすことのできない若者たちの就職支援のプラットフォーム「地域の架け橋横須賀ステーション」を立ち上げました!
昔、児童養護施設は「孤児院」と呼ばれていましたが、現在、孤児は少なく、虐待のため親から離れて生活をせざるを得なくなった子どもたちが入所者の8割以上を占めています。

横須賀には、この児童養護施設が「春光学園」と「しらかば子どもの家」の2か所がありますが、今、児童養護施設などに預けられている子どもたちが全部で約160人もいます(小規模のファミリーホームや里親も含む)。

こういった施設で暮らす子どもたちは、中学校を卒業し高校に進学しないときや、高校を中退したときは、施設を退所しなくてはなりません。その多くは、親元に戻ることができずに、未熟であっても就職先と住まいを探し、自立せざるを得ません。けれども現実には、就職先と住まいを同時に探すことは大変困難です。市外や県外に出て行ってしまえば、施設や行政からの支援の糸も切れてしまいます。

そこで横須賀市では、まずは学校を卒業できるようにということで、平成25年度から「春光学園」と「しらかば子どもの家」に家庭教師を派遣しています。高校は自信を持って卒業できる学力を身につけてもらいたいと思っています。

前置きが長くなりましたが、今回立ち上げた「地域の架け橋横須賀ステーション」の目的は、就職支援と居住支援です。児童養護施設などに預けられている子どもたちの雇用を検討していただける事業者を「職の里親」、住居の斡旋などの相談に応じてくれる不動産店を「協力不動産店」として事前に登録していただき、児相相談所が事務局となって、子どもたちとのマッチングを行うというスキームです。
今回、職の里親に24事業者、協力不動産店に23事業者もの多くの方々にご協力いただき、この事業を始めることができました。全部、横須賀市内の事業者です! ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございます。
(概要図)

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私は、児童養護施設やファミリーホーム等に預けられている子どもたちの支援こそ、行政の一番大事な仕事だと思っています。気持ちを代弁してくれる親もいない、一票を入れることすらできないような子どもたちを、しっかり応援できないような市役所なら、あっても意味がないと想っています。おそらく行政が行う事例としては他に例のない「地域の架け橋横須賀ステーション」を、ぜひ応援していただきたいと思います!

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写真は、すでに今までも若者の就職をこころよく受け入れてきたセリエコーポレーション代表取締役・岡本昌宏さん。経験談を話してもらいました。「寮の部屋を掃除することすらできなかった若者を受け入れた。遅刻が多く、ゴミ出しすら自分が手伝ってた。それでも寮の部屋がゴミ屋敷になることもあった。遅刻防止のために朝起こしに行くこともあった。けれども2年目のある朝、彼の部屋に行ったら、自分で起きて掃除機をかけていた。嬉しくて嬉しくて、泣きながら抱きしめてしまった」。聞いているみなさんに訴えかける内容でした。

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