活動日記

■東京電力常陸那珂火力発電所を視察しました!■

2016年5月10日視察・出張

先日記載させていただいたとおり、久里浜にある東京電力横須賀火力発電所が新しく石炭火力発電所に生まれかわるための手続きが開始されました。

今まで消えてしまっていた発電の灯が再び灯るのは、大変うれしいことではありますが、同時に、市民の皆様の生活環境を守る使命も果たさなければなりません。そこで、同じ石炭火力発電所として、茨城県にある常陸那珂火力発電所を視察してきました。

視察の中で、やはり一番に注目したのは、環境対策です。市民の皆様には、石炭火力と聞くと、燃料の石炭が風により粉塵として飛散してしまうことや、燃料として燃やした後の「におい」や「ばいじん」などの発生を心配されることがあると思います。また排水の水質や灰の処理についても関心があるかもしれません。そこで今回の視察に通じるわけですが、まず感じたのは現在の最新の石炭火力発電所では、もうほとんど心配はいらないレベルまで環境対策が施されているということです。
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まず、燃料となる石炭の粉塵対策ですが、貯蔵されている石炭が高さ18mに及ぶ風を遮るフェンスに囲まれていることに加え、その時の風の強さにより、散水することで飛散を防ぐ対策をしていました。実際にこの日は、かなり強い風が吹いていましたが、風により飛散しているようなことはありませんでした。さらに、横須賀火力発電所での計画では、燃料の石炭は、野外に野積みで保管するのではなく、専用の貯蔵庫により室内に保管するとのことで、より環境対策を重視した計画となっていることがわかりました。
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続いて、石炭を燃やした後のにおいやばいじんに対する対策です。
常陸那珂火力発電所では燃料を燃やすボイラーから、排煙を排出する煙突の先までの間に、主に3つの環境対策が施されていました。まず、においの原因となる窒素酸化物と硫黄酸化物については、それぞれ排煙脱硝装置により無害な窒素と水蒸気に、排煙脱硫装置により、無害な石膏に変化させ、排出させるようになっていました。また、ばいじんについては、電気式集じん装置により、静電気を利用し回収するようになっています。これらの装置の効果により、煙突からはほとんど水蒸気と二酸化炭素のみの排出となっているとのことでした。
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常陸那珂火力発電所の2号機は平成25年に運転を開始しており、横須賀火力発電所の運転開始は1号機で平成35年を予定しています。東京電力からの話では、現在の施設よりも更なる環境対策を施した施設を計画しているとのことでしたので、更に安心を深めることができましたが、とは言いましても、やはり今後も厳しい目で環境対策について注視を続けていきたいと考えています。

視察の最後に、建設時、運転時、定期点検時(一つの炉で2年に1回、約1か月ほどの定期点検を行うとのことです。)のそれぞれ従業員数を質問しました。建設時には約1,000人が、運転時には200人から300人が、点検時も約1,000人がそれぞれ従業員として従事していて、横須賀火力発電所においても同様の規模で計画しているとの答えがありました。

横須賀火力発電所の新設にあたっては、首都圏の電力の安定供給のためだけではなく、横須賀市の経済の活性化のためにも、是非とも市内事業者の積極的な活用をお願いしました。

 

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