活動日記

■多摩少年院にお邪魔してきました■

2017年12月8日若者自立支援

少年院を退院した若者を中心とした自立支援のプロジェクトを、来年4月には立ち上げようとしているのですが、やはり当事者との直接的な関わりを増やす必要があると思って、先週は多摩少年院に行って来ました。
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行って来た、と言いましても、行けばすぐ入れたりするわけではありません(笑)。実は、横須賀で少年院の退院者を引き受けているセリエコーポレーションの岡本さんが「とび職」についての職業講話をするということで、その補助員として出席して来ました。
が、しかし。岡本さんが前日から緊急入院することに。穴を開けるわけにいかないからということで、1日(半日?)しか「とび職」の経験のない私がピンチヒッターをすることになりました。そこで、このプロジェクトを一緒に取り組んでくれる仲間の菅野さんと與良さんが来てくれることになっていたので、事前に状況を説明した上で、フォローをお願いしました。
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(左が與良さん、右が菅野さん)
 
私は、少年院の中に入ることは、横須賀にある久里浜少年院で何度かありました。けれども、その時はあくまで「見学」。話しかけることも、問いかけられることもありませんでした。ですから、直接少年院で訓練を受ける若者(=入院者、と呼びます)と話すのは初めてのことでした。
施設に入って、中の体育館にいくと、すでに車座になって入り口とステージ側に20人ずつ、パイプ椅子に姿勢良く座っていました。その中心に3人で座って、少し大きめに印刷した資料を紙芝居よろしくページめくりをしながら、セリエコーポレーションについて、鳶職について、プロジェクトで取り組もうとしていることについて、など自由に話をさせていただました。
 
感じたのは、素直さと素朴さ。緊張もあってか顔をこわばらせながらも、「鳶職って老後はどうなるんですか?」とストレートに聞いてくれて、「鳶職の老後のことはわかりません」と正直に答えると、(わからないこともあるんだ〜)という顔で見返してくれる、そんなまっすぐなコミュニケーションがもてました。ほかにも「NPOの取り組みって、財源みたいなのは大丈夫なんですか?」とか、「ボーナスはもらえますか?」とか、「やりたいって思える仕事がないんですけど」とか、「寮に女の子を呼んでも平気ですか?」とか、ポンポン面白い質問が飛び交いました。
 
多摩少年院に在院している全員と話せたわけではありませんし、全国に散らばる少年院の種類や性格は異なると聞いています。けれども、今身近に触れ合う機会をたくさん持つようになって、一つの確信が芽生えています。それは、彼らの育った環境が全ての原因なのであって、生まれながらに犯罪や非行をおかす資質があったわけではないという確信です。このことは別の機会でも触れたいと思いますが、彼らの「これまで」よりも「これから」を考えることができる社会にしていきたいですね。

外から見た少年院:
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