活動日記

エンドオブライフ・ケア協会の3周年のイベントに出席して来ました

2018年4月16日命を大切にするまち

エンドオブライフ・ケア協会の3周年のイベントに出席して来ました。

人生の最終段階を自宅で過ごすことができるような社会は、実は「超高齢少子多死時代」における持続可能な社会に繋がるという考え方のもと、横浜のクリニックで在宅診療を進める小澤医師が立ち上げたエンドオブライフ・ケア協会。

この3周年を記念し、さらにその考えを広めるために、また関係者の意識を合わせるために開催されたイベントに出席して来ました。

300人の満員の会場が見守る中、看取りを進める医師の立場から、またヘルパーやケアマネージャー、看護師の立場から、さまざまなディスカッションと情報共有が行われました。横須賀からもパネル展示で参加されているグループもあり、また話の節々に横須賀が全国で一位の在宅死亡率になったことが触れられて、市民として嬉しくなりました。

その中で、一番印象に残っているのは、パネルディスカッションの際に「なぜ、残りわずかの人生の患者さんに向き合うのか」という小澤医師の問いに対する、登壇していた医師の答えでした。「面白いんですよ。そうとしか言えない」。

関係者の気持ちの中には「命の尊厳をまもりたい」とか「生の輝きをたかめたい」とか、そういう観点での使命感や奉仕の気持ちなどもきっとあるかと思いますが、その医師の一言目に出て来たの「面白いんですよ」という言葉でした。さらに隣の医師から「面白いからやってるんですよね」と、賛同の言葉。私は、あらためて在宅診療は素晴らしい仕事だと感じました。ともすれば不謹慎とも取られかねない発言ですが、膨大な現場で、患者さん一人一人の穏やかな最期を遺族とともに向き合い、向き合い抜いた上で出て来た言葉だと感じました。

私も、市長時代に在宅診療に同行させていただいたことがありました。そこでステージ4のすい臓がんの方が、病院から自宅に戻られて来た理由をお聞きした際に、嬉しそうに(奥さんの前だったので多少照れ臭そうに)笑っているのを見て、そして底抜けに明るく会話させていただいて、いいなぁ楽しいなぁと感じたものでした。その方の訃報には涙せずに入られませんでしたが、それでもああいったひと時に立ち会うことができるというのは、とっても貴重で「面白い」ことだと、いま振り返って思います。

地域包括ケアの考え方が関係者には広がりつつあるとは言え、まだまだ一般の理解も必要ですし、多職種の連携を通じた関係者の意識向上も大事です。

ぜひこの分野でも、何かしらのお手伝いをしていくことができればと思っています。

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