GR雑感

東ティモールでグスマン首相にお会いしてきました!

東ティモールという国をご存知でしょうか?
22年前の2002年にインドネシアから独立した、東アジアで一番若い国です。
横須賀市長時代、防衛大学校にこの国から1期目の留学生が来ました。その際、防衛施設庁の長官や東ティモール特命全権大使を歴任され、現在も東ティーモール名誉総領事を務める北原巌男さんに「『坂の上の雲』(司馬遼太郎著)を地でいっている国です。」と説明を受けてからファンになり、ずっと行きたいと思っていた国への渡航が今月頭にやっと実現しました!

今回の渡航にあたり、前述の北原さんに相談したところ、素晴らしい活動をされている方々と意見交換をする機会を多く頂戴しました。中でも、国家元首であるグスマン首相にお会いできたことは、一民間人としては本当に格別の僥倖でした。

面会時間は10分の予定だったのですが、なんと50分近くもお話することが叶いました。北原さんのお話に始まり、何度かいらしている日本のこと(東日本大震災の折には寄付をしてくださっています。)、なぜ首相をやっているかなど、人を包み込むような愛らしい仕草と振る舞いでじっくりとお話をしてくださいました。グスマン首相は現地テトゥン語で「マウン・ボート」(Big Brother)という愛称で市民からも親しまれており、真剣に笑い、軽やかに語り、それでいて澄んだ瞳で真実を突く姿はまさに「アニキ」的存在であることがよく伝わってきました。

東ティモールは今後、日本への技能実習生を増やしていきたいと考えており、自分に何ができるかはわかりませんが、その架け橋になるべく動いていくなど、この貴重な機会をきっかけに色々と考えていきたいと思います。また、一民間人でも国家元首に会うことができたという経験は、私が推し進めているGR(Government Relations)の可能性を押し広げていく自信にもつながりました。

海の美しさも格別な東ティモールでした。是非多くの人に知っていただきたい国です。

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